情報システム担当者の皆さん、「情シスすごろく」をご存じでしょうか。一部界隈で話題になっている、HENNGE株式会社（以下、HENNGE社）が制作したボードゲームです。今回はそんな気になる情シスすごろくについて、HENNGEのプレスリリース等を参考に概要や制作秘話などをお伝えしていきます。

「情シスすごろく」とは

「情シスすごろく」とはHENNGE社が独自制作した、情報システム部門の日常やイベントあるあるを疑似体験できるボードゲームです。2022年10月と2024年4月に開催されたビジネスイベントにて「情シスすごろく」と「情シスすごろく2」がそれぞれ初お披露目されました。

参考：HENNGEが『情シスすごろく』の最新作、『情シスすごろく2』を開発｜HENNGE株式会社

気になるルールについて、HENNGE社によると「企業の情報システム部門の『あるある』やトラブルを追体験できる、4人で遊べるすごろくです。『転職してきたばかりの情シス社員』としてイベントやトラブルに対応しながら、最も平穏に過ごせた（体力を残せた）人が勝ちというルールです」とのこと。

具体的なトラブルとしては、例えば「社内監査でパスワードを紙に書いて貼り付けている従業員が全体の10%もいることが発覚した」「半導体不足の影響で業務PC納品が3カ月待ちに」などがあるそうです。

引用：HENNGEが開発した「情シスすごろく」とは？｜HENNGE株式会社

情シス担当者であれば「あるある」とつい頷いてしまうトラブルなのではないでしょうか。

ただし、この「情シスすごろく」は一般販売はされておらず、HENNGEユーザー向けのイベント等でプレイすることを目的として制作されました。実際にプレイしたい場合はイベント等に参加する必要がある点はご注意ください。

「情シスすごろく」をプレイしたみた人の感想

SNSには「情シスすごろく」をプレイしてみた人の感想が複数発信されています。その中からいくつか印象的なものを挙げてみます。

【情シスすごろくの感想】

情シスすごろくがわかりみしかない。商品化してないって言うけど、欲しいー！
例の情シスすごろくをやってみた！めちゃくちゃおもろい！
情シスすごろく、「従業員に感謝されること」で体力回復するというのが泣ける
情シスすごろく、よかった。ルールもデザインも設定もよい。あれは絶対売れると思うので、ぜひ売り出してください

上記の通り、「商品化して欲しい」という声も複数挙がっていました。仮に一般発売されれば、情シス部門で遊んで盛り上がることもできますね。

「情シスすごろく」制作の裏側

そんな商品化希望の声も寄せられる「情シスすごろく」ですが、HENNGEが開発した「情シスすごろく」とは？｜HENNGE株式会社では、制作担当者によってその制作秘話が語られています。

そもそも情シスすごろくは「コロナ収束後にオフラインで交流するゲームをつくりたい」と思ったことがきっかけで制作プロジェクトがスタートしたそう。

その後、ボードゲームの企画・製造を行う外部パートナーと2022年2月から毎週ミーティングを行い、プロジェクトを進行。最初の制作工程であるゲームのコンセプト設計では「『プレイヤーにどんな感情になってほしいか』『僕らは何を伝えたいか』を、極限まで詰めました」と担当者は語ります。そして、最終的に出来たコンセプトが「① 情シスの仕事を追体験できる」「② 社外の人とのコミュニティの良さを体感できる」の2つ。担当者が「ゲーム後にポジティブになれたり、優しさや希望を感じられたりするよう意識しました」と語るように、情シスすごろくはHENNGE社のプレイヤーに対する思いがベースに作られたゲームであることが分かります。

ちなみに情シスすごろくの試作品が納品されたのは、初お披露目予定日の前日だったそう。ギリギリなスケジュールの中で、完成度の高いゲーム作りを目指したことも伺えますね。

繰り返しにはなりますが、残念ながら情シスすごろくは一般販売していません。この記事を読んで「実際にプレイしたい」と思った人は、HENNGEユーザー向けのイベント等に参加してみてはいかがでしょうか。

引用＆参考：HENNGEが開発した「情シスすごろく」とは？｜HENNGE株式会社

まとめ

情シスすごろくとは、HENNGE社が制作した、情報システム部門あるあるを疑似体験できるボードゲーム
プレイユーザーからは商品化を望む声もある
情シスすごろくはHENNGE社が極限までコンセプトを詰めた上で制作された