
テレワークを快適に!~パソコンを使う「姿勢」編
テレワークで体の不調が増える
大和ネクスト銀行が「ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査2021」というビジネスパーソンの心身の健康に関する意識調査レポートを発表しました。
この調査で「テレワークをするようになってから感じている不調」についてたずねたところ、目の疲れや肩こり、腰痛を感じると回答する人が多くいました。
テレワークではパソコンを使った作業が多く、仕事中のほとんどの時間をパソコン画面を注視します。このため目の疲れを感じる人が最も多くなっていることがわかります。また、オフィス空間と違い自宅では必ずしも仕事をするのに適した環境とはいえないケースもあるのではないでしょうか。リビングのソファーとローテーブルで仕事をする人、ダイニングのテーブルや椅子で仕事をする人など。こういった環境ではパソコン作業の姿勢が悪くなってしまい、肩や腰を痛めてしまいます。
パソコン作業時の適切な姿勢は、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」や一般社団法人日本人間工学会の「2010年度版ノートパソコン利用の人間工学ガイドライン」などで定められています。そこでどのような環境や姿勢がパソコン作業を快適におこなえるのか見てみたいと思います。
パソコン作業時の正しい姿勢

- ディスプレイについて
- 背筋を伸ばし、ディスプレイと眼の距離を40cm以上離すようにする。
- ディスプレイの位置は目線が水平よりやや下になるように調整する。
- ディスプレイとキーボード・書類との視距離の差が極端に大きくならないようにする。
- ディスプレイに表示する文字サイズは3mm以上が望ましい。
- 机について
- 作業者の体格に合わせて高さを調節する。
- 高さ調整できない机の場合、床からの高さは65cm~70cm程度のものが望ましい。
- 高さ調整できる机の場合、床からの高さは60cm~72cm程度の範囲で調整できるものが望ましい。
- 十分な作業スペースを確保する。
- 椅子について
- 作業者の体格に合わせて高さを調節する。
- 床から座面の高さは37cm~43cm程度の範囲で調節できるものが望ましい。
- 作業姿勢について
- 肘が90度以上にしてキーボードに自然に手が届くようにする。
- キーボードが好みの角度になるように高さや角度を調整する。
- 足裏全体が床にぴったりつくようにする。
- 椅子に深く腰掛けて背もたれに背を十分にあてる。
- 腕を椅子のアームレストで支えると良い。
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