ノートPCと比べた際のタブレットのメリットは「携帯性」と「省スペース性」です。ノートPCよりも軽量でサイズが小さいため、持ち運びが楽で置き場所にも困りません。今回はそんなタブレットの携帯性と省スペース性に着目した、情シス部門におけるタブレット活用術を紹介します。

情シスのタブレット活用術3選

それではさっそく、携帯性と省スペース性に着目した、情シス部門におすすめしたいタブレット活用術を見ていきます。1つ1つは決して画期的な活用術ではないかもしれませんが、3つの用途で使えるとなると、タブレット導入の意義も感じられることでしょう。

現場でのリアルタイム記録

タブレットを持ち歩くことで、現場で即座にメモや写真をとり、記録をデジタル情報として簡単に残すことができます。とくにトラブルが起こった現場では、トラブル時の状況や現場での自身・社員の動き、その時に実施したトラブル対応方法などを記録することで、その記録を後の社内FAQ・マニュアル作成に活用することが可能です。またトラブルを起こしてしまった社員に対しては「記録をしっかりとられている。次は気を付けよう」と思ってもらえる心理的な効果も期待できるかもしれません。

ノートPCの場合、記録をとっておこうと思っても「ノートPC開くの面倒だし、今は頭で覚えておいて、あとで記録しておこう」となりがちです（とくに写真をと撮るは大変でしょう）。タブレットであればそうしたノートPCのデメリットを気にせずに、現場で記録を撮ることができるのです。

タスク管理・スケジュール確認

意外と便利なのが、メイン端末とは別の小さなサブディスプレイとして、タスク管理・スケジュール確認の用途でタブレットを活用するという方法です。

とくに細かなタスクが積み重なる傾向にある情シス部門では、タスクやスケジュールの確認を頻繁に行うことでしょう。それをわざわざタブを切り替えたり、ファイルを立ち上げて確認したりするのは地味に面倒で時間がかかります。そこで、デスクの邪魔にならないところにタスク管理・スケジュール確認画面を表示させたタブレットを設置しておくことで、視線を移すだけで両者を即座に確認することができます。とくにサイズの小さなタブレットであればデスク周りのスペースもそれほど取られないでしょう。

スキマ時間を使った学習

手軽に起動できるタブレットは、スキマ時間の情シス業務に関する勉強や資格勉強にも役立てられるでしょう。

株式会社ハイパー公式Blogでは情シス部門の学習に関する記事も多数公開しています。例えば、「【2024年最新版】情シス（社内SE）の平均年収は？年収アップに役立つ資格も紹介！」では、情シスの年収アップに資する資格を紹介。また「セキュリティ対策の最前線が分かる！SECURITIERのオンデマンド配信①」ではハイパーが過去に実施した、セミナーの無料オンデマンド配信をまとめています。そのほか、情シス担当者が情報収集に使えるYouTubeチャンネルを紹介した「情報システム担当者注目！おすすめYouTubeチャンネル5選紹介」といった記事もあります。

とくに社外へのタブレット持ち出しが可能であれば、ぜひこれらの記事で情報収集をしながら、タブレットを使って学習を進めてみてはいかがでしょうか。

情シス部門がタブレットを導入する際のポイント

情シス部門がタブレットを導入する際の注意点については、基本的に他部門との違いはありません。他部門と同様に、とくに端末の紛失・盗難や情報漏えいリスクへの対応は必須です。

その上で、情シス部門がタブレットを導入してその有用性が会社全体に広がれば、全社的なタブレット導入および活用が盛んになるかもしれません。

情シス部門の業務効率化という視点に加え、社内DX推進という観点でも、情シス部門におけるタブレット活用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

タブレットを使えば、トラブル現場で即座に記録をとることができる
サブディスプレイとしてタスク管理・スケジュール確認も容易に
情シス部門のタブレット導入は社内DX推進につながる可能性がある