「おひとり様情シス」とは、中小企業などで1人または2～3人しか情報システム担当がいないこと。IT機器周りのことを少人数で対応するため、過重労働になりがちです。また、根本的な解決策は人数を増やすことですが、IT人材の不足は全国的な問題です。

そこで、APCのソリューションの導入で少しでも情シスの負担を減らす方法をご紹介します。

おひとり様情シスの問題

デル・テクノロジーズが2022年に発表した「中堅中小企業 IT投資動向調査」は、中堅・中小企業を対象としたユーザー調査です。同年2月15日～3月18日の期間で2337社を対象にしています。

この調査の結果を見ると、従業員300名未満の企業では情報システム担当の人数が1人以下、つまりおひとり様情シスの割合が約60％となっています。

出典：デル・テクノロジーズ

同調査では、情報システム担当者の業務時間は約65％が既存環境の運用業務に追われているという結果が出ています。

一方、IT投資に対する現場担当者と経営層の意識を問う調査では、現場担当者、経営者ともに既存システムのクラウドへの移行、ネットワーク環境の最新・見直し、OSの最新化などが上位に挙がっています。

出典：デル・テクノロジーズ

つまり、システムやネットワークの刷新、OSの最新化などに重点を置きたいものの、情報システム担当者の手が回らないという状況です。

株式会社バッファローが中小企業（従業員数10名～300名未満）の情報システム部門の責任者/担当者111名を対象に、情シス業務の外部委託に関する実態調査を実施しているのですが、こちらでも「業務量に対して、情シス担当者の人数が足りない」と44.1%もの情シスから声があがっています。

経済産業省は、「IT需要予測から推計されるIT人材需要との需給ギャップから2030年までのIT人材の不足数を推計すると、労働集約業態となっている日本のIT人材の低生産性を前提とすれば、将来的に40～80万人の規模で不足が生じる懸念があることも試算された。」と資料（「IT人材育成の状況等について」）の中で述べています。

情報システム担当者の人数を増やしたくとも、市場全体での人材不足となっているため、雇用も難しい状況です。

UPSがおひとり様情シスをサポート？

おひとり様情シスは、セキュリティリスクの増大、業務の属人化、業務負荷の増大、情シス担当者の孤立、トラブル対応の遅延など、さまざまな問題を抱えています。

シュナイダーエレクトリックでは、現状の業務を効率化するソリューションを提供しています。

安定した電源供給でセキュリティリスクを軽減

雷や台風、震災などの自然災害による停電や設備故障などによる電源トラブルはデータの破損などのインシデントが生じます。UPSがあれば電源供給が安定され、リスクを低減できます。万が一のサイバー攻撃による電源障害のセキュリティリスク対策にもなります。

UPSを導入しておくことで、電源トラブルにより発生する情シス担当者の業務削減にもつながります。

トラブル対応の時間を減らす総合監視

情シス担当者は、機器のメンテナンス等に移動が伴います。Switched PDUは遠隔でのOn/Offが可能になります。ネットワークマネジメントカード、総合監視を導入すると現場のトラブルも遠隔ですぐに対応可能です。

UPSあれば電源の安定性を提供してくれるので、システムのダウンタイムを減少させ、トラブル対応に追われる状況を改善できます。

物理的にセキュリティを向上

機器の盗難による情報漏えいのリスクを減らすために、電子錠とカメラソリューションがあれば安心です。

おひとり様情シスの問題

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